簡易感想「書体を読む。」。
今回はめっちゃ簡単な感想文です。
書体を読む。―デザイナーのための「文字」の参考書
「書体の流れ」「書体の特徴:既存書体」で書体の基礎知識を簡単に説明した後、「既存書体の特長を使う」で書体をアレンジしてロゴタイプにするアイディアを紹介。
「手書き文字を書体にする」ではその通り、一時期流行った手書きフォントのようなものを実際に作ってみせてくれています。
普段、手書きフォントは使わないのですが、必要に応じて必要な分だけこうして作るのはアリかなと思いました。
「表現する文字の骨格を知る」では、「ハライ」「アキ」「重心」でイメージをコントロールする技術を解説。
今までなんとなく理解したつもりになっていましたが、言語化されたことで明確になりました!
その上で、「タイプデザイン」「気になるタイプデザイン」では既存の個性的なフォントを多数紹介。
著者だけでなく、デザイナー本人のコメントもあって興味深かったです。
「ロゴタイプデザイン」は実際にロゴタイプを作っています。…蛇足だったかも。
最後は「気になるタイポグラフィ」。
紹介されている作品は素敵でしたが、この本の目的とはちょっと違ったなあと思いました。(解説がほぼなく、タイポグラフィ集のような感じでした)
ちなみに、著者さんのサイトでも紹介されています。
http://design-signal.co.jp/menu/index02.html
図解が多く、文章も分かりやすかったです。
初心者向けではありませんが、私のように基礎知識はある人は楽しんで読めると思います。
是非、以下のリンクから手に取ってみてくださいね♪