「嫌い」ではなく「苦手」と言いたい。
私は普段から言葉には気を付けようと心掛けています。(そんな大層なことではありませんが…)
その中の1つに「嫌い」は使わないというものがあります。
身近な例を挙げれば、食事の席でマヨネーズがたっぷり掛かったサラダが出たとしましょう。
ここで、ある人が言います。
「私、マヨネーズが嫌いなんだ」
私は食べないけど気にしないでね、という意味で主張するのは大事なことだと思うんです。
手を付けないと、気になっちゃいますからね。
問題なのは、「嫌い」という言い方です。
このときの「嫌い」は「マヨネーズなんて美味しくない」と言っています。(そのように聞こえます)
でも、その場所にはマヨネーズが好きな人もいるかもしれません。
その人が「マヨネーズなんて美味しくない」と聞いたら、悲しい気持ちになりませんか?
マヨネーズが嫌いなのは、あくまで個人の味覚の問題です。
マヨネーズが美味しくない調味料というわけではありません。
だから、私は「嫌い」ではなく「苦手」と言うようにしています。
これならば「あなたが苦手なら仕方ないね」と少し柔らかい表現になるんじゃないかな…と思っています。